Monthly Archives: 3月 2020

コールセンター員のセールストーク

私が在籍しているコールセンターはインバウンドのコールセンターですが、受けのトークだけでなく、状況に応じてセールストークができると、それはもうオペレーターとしての評価は絶大なものとなります。

企業にとっても売れる人材は貴重ですし、育成は非常に難しいものがあります。

では、売れる人材を育成するにはどのようなポイントをコーティングしていくべきか。私の経験を踏まえてお話したいと思います。

1.マインドセット

まず、セールスマインドの構築が第一歩目と言えると思います。成果が自己の収益につながるマインドが根底にないと、意欲を持ってもらえません。

世の中の店舗経営者は好きや得意から商売を始めています。その方々は製品やサービスに対するこだわりや情熱は非常に強いです。

しかし、物を売るという人についてはあまり好きという人を見たことがないですよね?

経営者の中には良い製品を作れば顧客が増えると思っている方もいると思います。実際に口コミで増えていくケースもあると思います。ただ、現実的には少数であると思います。

実際、物の飽和が発生している中でよい製品であっても売れていない製品があります。その差はズバリ「売る力」です。

物売りが好きではない人が多数の中でこの能力を得意にすると、圧倒的「強者」になれるわけです!

強者になるとどのようなことが起こるか。

  1. 収入が増える
  2. 人の上に立てる
  3. 意見が通りやすくなる

その他、良い効果を多く得ることができるでしょう。

2.顧客心理を知る

次のポイントは顧客心理を知るということです。
皆さんがなにかを買うときつい買ってしまったという経験ございませんか?

Amazonや楽天でネットショッピングをしているとついポチポチしてしまう。
そんな行動をしてあとから「これは必要なものだ」と自己を正当化する経験ないでしょうか。

これこそが人が物を買う心理で「人は感情でものを買い、理屈で正当化」します。

例えば、子供のころ親に「新しいゲームがほしい」、親「この前買ったやつクリアーしてないやん。終わってからでいいでしょ」、自分「いや新しいゲームを買わないとみんなの話についていけん」このように正当化する自分。。。

このように欲求は理論よりも強いことなかったでしょうか?

いわゆる「これがほしい」「これがしたい」という欲求これを知ることがスタートなのです。まず、「顧客の欲求を知る」ここを知ることが大切であることを認識してもらいましょう。

3.信頼性の獲得

次は「信頼性の獲得」です。

皆さんは営業マンから製品の紹介をされると身構えることないですか?「何かものを売りつけられる」。。。みたいな。

お金を払うということは払う側は損をしたくありません。信頼のない人から物を買って損したらダメージ大きくないですか。

ここでは信頼性を獲得するための3つのポイントを説明します。

【信頼性獲得のための話し方3つのポイント】

  • プロミス
    この製品を買ったらあなたのこんな欲求を満たしますよといった約束。
  • プルーフ
    証拠のこと。具体的な数値や証言。
  • アクション
    購入するために相手にしてほしいアクションを依頼する。

 


ドライバーや作業員不足でお悩みではないですか?

昨今、ドライバーや工場作業員を採用しようとしても、まったく応募がない、応募があっても辞めてしまうという経営者の声をよく耳にします。

今回はドライバーや作業員の採用が困難な理由と、解決策を皆さんにお伝えしようと思います。

採用困難は解消できないのか?

結論:解消できます!

2019年の総務省の調査による労働力の統計を見ると労働人口は増加しています。
以下は総務省がホームページで掲載している統計です。

これを見る限り、人がいないわけではないんです!

ではなぜ募集をかけても、昔のように人が集まらないのか?

大きな理由としては以下の2点があげられます。

  1. ドライバーの高齢化
  2. タスク量の増加(Eコマースの拡大やIT化の流れによるもの)

特に高齢化の問題においては40代~50代の割合が全産業平均34%のところ、運送関係のドライバーは44%と高い値を示しています。

重労働のイメージが強いため、若手は敬遠がちであることも事実です。

最近では車輛を多くかかえる事業者では車を余らせてしまっている事態も起こっており、人材の枯渇は喫緊の課題となっていると言えます。

解決に向けて

私の経験では具体的にはITの力を活用しました。

☆結果
対策適用前:応募者 1名/月
対策実行後:応募者31名/月【30倍増加!!!】

では何をしたのか。。。

答えを言う前に。。。。。

皆さんにお伺いします。

以下の画像、どちらの会社に入社したいですか?

 

 

 

どちらが良い悪いではありません。どちらも訴求の仕方によっては良いかと思います。ただ、さまざまな採用の記事を見るとドライバーさんや作業員さんが一緒になって「頑張るぞー!」といった画像が多くないでしょうか?

採用サイトに同じような写真が並ぶと、目に留まる確率が落ちてしまいます。少しでも目に留まる工夫が必要かと考えます。

具体的に何をしたか

①採用ホームページを独自に立ち上げモデルを活用

きれいな女性を前面に出した採用ページを立ち上げました。これだけでも他社との差別化となり、閲覧数が激増します!

意外と男は単純です。事例として面接時に本当にホームページに掲載されている女性が働いているのですか?と聞かれたようです(笑)

また、女性を前面に出すことで女性の活躍できる場であるイメージを与えることもできます!

②Indeedを利用。Indeedに採用ページのリンク付け

昨今の採用では採用サイトの活用は外せません。ただし、採用サイトの中には広告掲載に莫大な費用がかかる場合があります。

Indeedは入札式(掲載単価を上げれば上位に表示)で課金はクリック時に発生します。予算に合わせた運用が可能です!

③深夜も稼働するコールセンターの設置

採用において応募してくる優秀な方は仕事を抱えながら就職活動を行っているケースが多いです。そのような方が採用サイトを見る時間帯は18時~23時までがピークとなります。

意外とその時間帯に応募や問い合わせができなくて逃してしまうケースが多いです。私たちはその時間帯もケアすることで応募者の取りこぼしを防ぐ取り組みをしました。

④福利厚生の見直し
若手にも魅力的な福利厚生の整備を同時に行いました。例えば家具付きの寮の完備や誕生月のお祝い品など、さまざまな案を出し見直しをかけました。

他にもノウハウはありますが、この記事ではここまで。。。。。

応募者増加対策のまとめ

今、市場では人材の獲得競争となっています。以前のように会社側が選ぶから選んでもらう時代に突入しています。まず、このマインドの形成が経営側に求められているのだと思います。

POINT
1.ITの力を活用する。
他者との差別化のためのコンテンツと仕掛け
2.予算に応じた採用サイトの選定
一括支払い型ではなく入札・課金型がおススメ
3.時間外の問い合わせ受電体制の整備
4.福利厚生の見直し

当方で応募者増加のコンサルを請け負うことが可能です。
ご関心のある方は以下のフォームにてお問合せください。
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コールセンターのテレワーク化について

2020年コロナウイルスの広まりにより、テレワークが着目されていますね。あのホリエモンもこれを機にテレワーク化が加速するかもしれないとの発言をしています。

実際、コールセンター業務は今後テレワーク化が進んでいくのでしょうか。

結論

確実にテレワーク化が進むと思われます。

理由

現在、世に出回っているコールセンター用のシステム(CTI)はインターネットさえあれば、1つの電話番号を多拠点で受信することができます。

また、CRMにおいてもインターネット経由で顧客情報をリアルタイムで多拠点で共有することが可能です。

従って、旧来のコールセンターを1つの拠点で運用せずに、在宅で自分の空いている時間でコールを受信することが可能となります。

オペレーターの教育においても動画などを活用した教育体制がますます促進されていくと思われます。

テレワークの促進スピードが遅かった訳

一言でいれば、情報漏洩への危惧。これにつきます。

テレワークに限らず、情報セキュリティの問題は人的なものが大半を占めると言われています。

2020年のコロナウイルスの広がりによって日本の経営者も1つの場所に集まって仕事をするリスクと生産性について考え方を改める機会となるでしょう。

テレワークの先進国のアメリカでは情報セキュリティの問題をテクノロジーの力で克服をしています。

具体的には
①コンタクトセンターの本部と自宅をIPネットワークでつなぐ

②WEBカメラを設置する

③自宅の端末は指紋認証・シンクライアントなどを活用する
⇒シンクライアントとは?

上記の対策によって生産性を高める努力をしています。

少子化が進む中、コールセンター員の雇用も大変厳しいものとなっています。そうなると既存メンバーの生産性を上げることは必須となります。

テレワーク化が生産性向上のよいきっかけとなるか、今後の動向を注視していきたいと思います。